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2019 年度 実施状況報告書

重症心身障害児者と援助者間に相互作用をもたらす食事援助プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12368
研究機関北海道医療大学

研究代表者

木浪 智佳子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 准教授 (40347183)

研究分担者 三國 久美  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
近藤 尚也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教 (80733576)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード重症心身障害児者 / 食事援助 / 相互作用 / 教育プログラム
研究実績の概要

【介入研究活動の実施】令和元年(2019)度の研究活動は、重症心身障害児者施設の介護職8名を対象に、相互作用をもたらす食事援助のプログラムを開催し、介入効果を評価するためのデータ収集を行った.今年度の実施状況としては、7月:重症心身障害児者施設1カ所へ介入研究の依頼、9月~10月:研究者所属機関の倫理審査委員会からの研究実施の承認.介入先の施設長および研究対象者の所属部門の責任者、研究対象者、食事援助を受ける重症心身障害児者とその家族に対して研究依頼と同意を得た.11月~3月:介入研究を開始.11月は介入前の評価のためのデータ収集後、プログラムの実施による介入を実施.12月、3月に介入後の評価のためのデータ収集を実施.
【博士論文の学術リポジトリへの登録】兼ねてから準備していた学位論文を研究者所属機関の学術リポジトリに登録した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の研究スケジュールより1年遅れの介入研究の実施となった.そのため,計画していた研究対象施設は1カ所、研究参加者数はその1カ所に所属する者8名に留まった.研究参加者数が少なかったために、比較群をもたないプレテスト-ポストテストデザインによる介入研究となった.
さらに、2020年3月以降の研究継続および新規フィールドの開拓は、COVID-19の影響により中断がやむを得ない状況となり、今日に至る.

今後の研究の推進方策

現在は、2019年度に実施した研究のデータ分析中である.その結果を研究参加者へフィードバックする.成果発表として関連する学術学会に発表もしくは、学会誌へ論文投稿を予定している.また、本研究の介入効果を評価するために、サンプル数を拡大し介入を継続していく.さらに、本研究の最終目標である、援助者間に相互作用をもたらすための教育プログラムを一般化するための媒体の製作、普及に取り組む.
ただし、2020年度はCOVID-19の影響により、医療機関や介護施設へ出向くことの規制が相当厳しく,今後の研究活動を遂行するには困難な状況である.この状況が落ち着く見通しがつかないことからも,本事業の期間の延長も検討中である.

次年度使用額が生じた理由

もともとの研究実施の遅れに加え、当該年度は研究参加者数が、当初の計画上の人数よりも半分以下であったこと。そのため、計画していた比較群を設定したデータ収集ができなかった.したがって、比較群に対するデータ収集を実施しなかったことにより研究期間が約4か月短縮され、その分の経費を支出しなかった.
次年度は、前年度のデータ分析、成果発表、プログラム開発の結果を一般化するための媒体の製作、普及活動を予定する.さらに、引き続き、介入研究が可能なフィールドの開拓を目指す.しかしながら,昨年度末から続いているCOVID-19の影響により,医療・介護施設での研究自体が、困難な状況である.本来であれば、5月頃から研究開始の準備に入らなければ、2020年度内での遂行は不可能と推測する.このような状況から,本事業の期間延長も視野に入れて、今後の計画を検討する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 重症心身障害児(者)施設の看護職および福祉職に対する相互作用を重視した食事の援助プログラムの効果2019

    • 著者名/発表者名
      木浪智佳子
    • 雑誌名

      北海道医療大学学術リポジトリ

      巻: - ページ: -

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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