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2020 年度 実施状況報告書

重症心身障害児者と援助者間に相互作用をもたらす食事援助プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12368
研究機関北海道医療大学

研究代表者

木浪 智佳子  北海道医療大学, 看護福祉学部, 准教授 (40347183)

研究分担者 三國 久美  北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
近藤 尚也  北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (80733576)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード重症心身障がい児者 / 食事援助 / 相互作用 / 教育プログラム / 介入研究 / 日本語版NCAST
研究実績の概要

2020年度は、2019年から介入研究を実施していた最終調査を2020年3月末で終了。本研究のアウトカム指標の1つである行動観察の評価を実施した。行動観察の評価は、日本語版NCASTのアセスメントツールにより分析した。分析対象データは、研究対象者への介入プログラムの実施前、実施後1か月目、実施後3か月目の3時点における研究対象者の食事の援助行為について撮影した動画24本(研究対象者8名×3時点)であり、日本語版NCASTの講習会を受けライセンスを取得者が実施した。
もう一つのアウトカム指標である質問紙調査『食事の援助行為に関するチェックリスト』による調査データも収集済みである。
なお、2020年4月以降は、COVID-19の感染拡大の影響を受け、本研究の調査は中断中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年の3月の調査を最後に、COVID-19の感染拡大の影響を受け、研究実施を中断している。本研究は、重症心身障がい児者の食事の援助行為に関する教育プログラムであり、調査をすること自体、多大な感染リスクをもたらす可能性がある。そのため、2020年度は研究対象施設への立ち入りの制限により、研究対象者の確保ができない状況であった。

今後の研究の推進方策

1.2021年度は、残りのアウトカム指標である質問紙調査のデータ整理と分析、および調査結果のまとめを実施する。
2.2019年9月~2020年3月に実施した介入研究の成果発表。
3.2017年~2018年に実施した介入研究(成果発表済み)と上記2.をまとめた報告書の作成。
4.COVID-19の感染リスク対策、または、感染リスクを負わない方法による調査方法の検討。

次年度使用額が生じた理由

2020年度2月以降、COVID-19 の感染拡大の影響による研究遂行に困難を来した。本研究は、重症心身障害児者に対する食事の援助行為に関する教育プログラムの実施とその効果を評価することに重きを置いているため、感染リスクが高い内容とみなされる。したがって、2020年度の介入調査は実施不可能な状況のまま今日に至っている。
さらに、研究成果の発表の場である国内外の学術集会の現地開催の中止等があり、参加することができなかった。
2021年度は、2017年度から継続してきた研究の成果発表を遂行する。また、COVID-19の感染リスクを負わない方法による、調査方法の検討および実施を計画している。
調査方法の変更点としては、介入調査の方法として教育プログラムの内容の動画作成、アウトカム指標に用いる質問紙調査の見直しといった、ICTを取り入れた内容を検討中である。

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公開日: 2021-12-27  

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