• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実績報告書

看護師の小児看護への技能転移における状況的組織デザインモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12375
研究機関神奈川県立保健福祉大学

研究代表者

川名 るり  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (70265726)

研究分担者 有元 典文  横浜国立大学, 教育学部, 教授 (30255195)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード技能転移 / 状況論 / 看護師教育 / 組織 / 小児看護
研究実績の概要

2021年度は最終年度として、これまでに検討した状況的組織デザインモデルについて議論を深めて洗練させ、これまでの研究成果を公表することを計画した。
現在の日本では小児病棟や小児科外来等の閉鎖や縮小により、成人病棟や一般外来でも子どもとその家族への対応に迫られている。それにより、慣れない子どもの看護と家族への対応に苦慮する現場の問題が表面化し、現場の課題となっている。しかし、その課題状況に対する組織的な支援のあり方やフォローアップ体制は、十分に確立されていない。そこで本研究課題では小児看護の技能全体を向上させる状況的組織デザインモデルの開発をめざして取り組んできた。中でも、成人看護で学んだ看護師の技能を小児看護という異なる状況でより発揮するための支援モデルを検討してきた。今年度は本研究課題の最終年度として、支援モデルを現場実装に向けて洗練させ、提案することを目指した。
具体的な活動としては、オンライン開催された関連学会でのテーマセッションにシンポジストとして参加し、基礎教育の視点から小児看護の専門性と教育的課題について話題提供を行うとともに、小児看護における技能習得を支える学習環境について問題提起した。それにより、小児看護特有の技能習得に関する活発な意見交換をすることができた。また、議論を通して、小児看護への技能転移と転移を支える状況的組織デザインモデルについて、さらに洗練させることが可能となった。それらの過程を経て、得られた成果をまとめた。研究成果は学術集会へエントリーし、また、学術誌へ投稿した。以上のように、最終年度として研究は概ね計画通り順調に遂行することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 小児看護学実習固有の学びとは?-実習で大切にしたいことを臨床・学生・教員間で共有2021

    • 著者名/発表者名
      川名るり
    • 学会等名
      日本小児看護学会第31回学術集会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi