| 研究課題/領域番号 |
17K12377
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| 研究機関 | 駒沢女子大学 |
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研究代表者 |
弓気田 美香 駒沢女子大学, 看護学部, 助教 (80783399)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 小児アレルギーエデュケーター / 小児アレルギー / 育児支援 / 看護 / FA研修会 |
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| 研究実績の概要 |
【PAEの活動と課題に関する調査】PAEがどのような活動を行い、どのような課題があるのかを明らかにし、資格の維持、継続や個々の活動への意欲向上との関連を明らかにするため、看護師資格を持つPAE320名を対象としたアンケート調査を行った。その結果、PAEはアレルギーに関する研修会や講習会などの院外活動と施設内における個別相談などを積極的に行っており、さらに活動の幅を広げることを望んでいた。一方で、施設内での異動や育児との両立などの課題があった。またPAEとしての活動に対して、31%が「まあまあ満足」「満足」と回答し、41%が「少し不満」「不満」と回答していた。勤務形態や活動内容との関連が示唆された。
【認定こども園における食物アレルギー研修会とバーンアウト・自尊感情との関連】
認定こども園の保育士・幼稚園教諭15名を対象とて、FA研修会を4回実施し、研修会前後で質問紙による調査を行った。その結果5名がFA児の「ヒヤリ・ハット」の経験があり、7名がFA児の保育で困ったことがあると回答し、自分自身や保護者のFAに関する知識不足などが原因と考えていた。バーンアウト得点では、困った経験ありの平均点が2.27点、経験がなしは2.16点で経験ありの方が高い傾向にあった。研修会終了後には、経験ありが2.44点、経験なしが2.16点で経験ありが高くなる傾向が見られた。また、自尊感情得点では、経験の有無での差はなかった。この結果から、FA研修会で新たな知識を得たことで、保育士としての達成感が低下した可能性があり、研修会を行う際には、達成感が向上されるよう、これまでの保育を支持する内容を含めるなどの配慮をする必要があることが示唆された。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
小児アレルギーエデュケーターを対象とした調査を開始する際に、協力機関や所属機関の倫理審査などに時間を要したため。
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| 今後の研究の推進方策 |
小児アレルギーエデュケーターを対象とした調査結果の分析と論文発表を行う。そこから抽出された、エデュケーターの活動とその課題や効果について、さらに調査を行う。
新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、看護師を対象とした、対面でのインタビュー調査には協力が得られない可能性がある。その場合には、オンライン会議システムを利用した調査に切り替える可能性がある。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
調査開始が遅れたため、前年度予算を使用しなかった。
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