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2020 年度 実施状況報告書

侵襲的処置体験をした子どもへのアフターケアモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12379
研究機関京都先端科学大学

研究代表者

今西 誠子  京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (50321055)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード侵襲的処置 / 子ども / 心理的回復 / 看護援助
研究実績の概要

子どもは侵襲的処置体験により様々な心理的影響を受ける。子どもが侵襲的処置体験により受けた心理的影響を克服し、子ども自らが次の侵襲的処置体験に主体的に協力・参加することができるようになるためのアフターケアが求められている。本研究は、子どもの侵襲的処置体験からの心理的回復促進のためのアフターケアモデルの作成が目的である。
2020年度は、作成した「侵襲的処置体験をした子どものアフターケアモデル(案)」について、小児病棟に勤務する看護師ら7名とケアモデルの具体的内容について検討会を複数回予定していた。しかし、COVID-19の感染拡大により、検討会の実施は検討会の方法確認を含め実施か数は3回のみであった。3回の検討会を踏まえ、「侵襲的処置体験をした子どものアフターケアモデル」に修正を加え、「侵襲的処置体験をした子どものアフターケアモデル」として形にした。今後、実践結果のまとめを行い、報告書を作成する予定である。報告書の作成にあたり、研究チームの看護師らの意見聴取については、Web会議を活用を基本に置くが、対面会議についても実施の検討を行う。
また、ケアモデルの作成過程において、「侵襲的処置を受ける子どもの家族へのかかわり」が課題であることがクローズアップされたため、今後の研究課題として「侵襲的処置体験をした子どもに関わる家族への援助モデルの開発(仮)」の考案について臨床看護師らと検討する必要性を確認している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19感染拡大の影響を受け、研究成果の発表が国際学会の中止が相次ぎ、研究成果の評価を得る機会が機会が減少し、研究チームでの検討会での進行しにも時間を要したこと、さらには、緊急事態宣言により研究チームにおける検討会そのものの開催が難しい状況にあったことから、ケアモデルの検討会開催の時間の確保に時間を要した。

今後の研究の推進方策

研究チームの看護師らと作成したケアモデルについてのまとめを行う。新型コロナ感染症の感染拡大防止対策を考慮し、Web会議の調整時間についても確保し、メール、郵送等の手段を活用し、「侵襲的処置体験をした子どものアフターケアモデル」の構築を行う。

次年度使用額が生じた理由

研究成果のまとめの年度であり、収集データの分析と確認を行い、その結果を報告書にまとめ、研究協力していただいた病院施設へ送付する予定である。報告書の作成に向けた研究チームでの確認・検討会の旅費と報告書作成に関連する事務的作業の補佐を依頼する人件費、印刷費用および送付費用に充当する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 侵襲的処置からの心理的回復に向けて看護師が必要と考える子どもと家族への看護援助2020

    • 著者名/発表者名
      今西誠子 市江和子
    • 雑誌名

      せいれい看護学会誌

      巻: 11(5) ページ: 9-15

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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