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2019 年度 実施状況報告書

褥婦の全身の筋肉疲労に対する包括的緩和ケアプログラムの開発とその有効性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 17K12384
研究機関関西国際大学

研究代表者

子安 恵子  関西国際大学, 保健医療学部, 准教授 (80405365)

研究分担者 松尾 博哉  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60229432)
上山 直美  宝塚大学, 看護学部, 准教授 (00449886)
千場 直美  神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (90347005)
尾筋 淑子  関西看護医療大学, 看護学部, 講師 (40734497)
古川 秀敏  関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (10316177)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード褥婦 / 筋肉疲労 / 緩和ケアプログラム
研究実績の概要

本研究の目的は、産後の女性を対象に、全身の筋肉疲労に対する包括的な緩和ケアプログラム(呼吸法、ストレッチ法、授乳姿勢の指導など)を実施し、その有効性を評価することである。2019年度は、作成した緩和ケアプログラムを対象者に実施していただき、その有効性の評価を行い、より効果のあるプログラムへと検討を進める計画であった。
2019年度は、緩和ケアプログラムの評価方法を再検討した。本研究の評価方法は、客観的評価(自律神経活動度など)と主観的評価(質問紙法)の両方で行う計画である。当該年度は、特に主観的評価(質問紙法)に関して、対象者が回答する際に要する時間を最小限にした上で、より精度の高いデータを得る方法について検討した。主に筋肉疲労に関する項目を再検討するとともに、各プログラムの実施状況の記録方法についても共同研究者と議論を行った。プログラムとの関連も十分考慮し内容を決定した。また、客観的評価として用いる自律神経活動度の測定について、専門家の意見を伺い本研究の対象者への使用により適した方法を決定した。研究者が所属する施設において研究倫理委員会で承認を得て、研究へのご協力をお願いする施設へ研究目的・方法・倫理的配慮等の説明、依頼を行った。緩和ケアプログラム実施、評価を行うための準備を整えることができた。
次年度は、研究協力施設にて対象者への緩和ケアプログラムの実施とデータ収集を開始し評価およびプログラムの効果の検証・修正を進めていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

緩和ケアプログラムの評価方法、特に質問紙の項目や各プログラムの実施状況の確認方法について、対象者への時間的負担を最小限にする方法へと検討することに時間を要した。また、研究代表者が2019年8月から数か月間、業務の事情にて研究を進めるための時間調整が難しい状況下にあったことも遅れた理由の一つである。少し遅れながらであったが研究を進め、緩和ケアプログラムの実施と評価を遅くとも2020年2月頃から予定をしていたが、新型コロナによる影響等で現在のところ開始することができていない状況にある。

今後の研究の推進方策

今後、研究協力施設と研究開始時期等をご相談し、緩和ケアプログラムの実施と評価を進めていく。当初の計画から変更すべき事態が生じた場合は、共同研究者と迅速に協議し、適した方法を検討し研究を進めていく。
昨年度の状況を踏まえ、今後の研究推進に向け、研究代表者が研究への時間調整をよりスムーズに行える体制を整えた。共同研究者との連携・調整を早期に行い、研究計画と達成目標をより具体的にあげるとともに、達成できているかどうかを定期的に振り返り改善点を明確にしながら進めていく。

次年度使用額が生じた理由

2019年度から緩和ケアプログラムの実施と評価を進める計画をしていが、「7.現在までの進捗状況 理由」に記載した通り、評価方法の再検討等にも時間を要し、予定よりも実施時期が遅れた。そのため、2019年度に使用計画としてあげていた経費(評価に必要な機器類、旅費等)の多くが使用できず、次年度使用が生じることとなった。
次年度、緩和ケアプログラムの実施と評価を進めていく。そのため、プログラムの評価を行うための機器類の購入、プログラムを記載したリーフレット等の印刷費、対象者への謝礼、プログラムの説明やプログラム実施前後のデータ収集に伴う旅費を経費として使用する計画である。

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公開日: 2021-01-27  

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