研究課題/領域番号 |
17K12386
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
|
研究機関 | 大手前大学 (2018-2023) 川崎医療福祉大学 (2017) |
研究代表者 |
西村 直子 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (30548714)
|
研究分担者 |
中新 美保子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 教授 (00319998)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 軟骨無形成症 / 乳幼児 / 育児 / 養育者―児相互作用 |
研究成果の概要 |
軟骨無形成症を持つ乳幼児を対象に、成長・発達、養育者-児相互作用を縦断的に評価した。また、2年間の継続調査の後に養育者へインタビューを実施した。極端な低身長を呈する骨系統疾患であるが、その症状は個人差が大きく、発達を評価する統一された指標がないことや医療機関、教育機関においても系統的な支援がない現状がある。乳幼児発達スケール(KIDS)を用い、運動、操作を含む10項目の発達を追跡したことで発達の遅れがみられる側面を具体的に明らかにした。さらに、養育者-児相互作用を同時に評価したことで、KIDS以外の成長・発達についてと養育者が児の状態にどのように対応して育児を実施しているのかを明確にした。
|
自由記述の分野 |
生涯発達看護
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母子相互作用の参加観察研究のプロットを経時的に行うことで、成長発達の遅れを養育者が感じながらも、成長を実感していることを視覚化できた。またその成長について他者と共有できるツールとして利用できる可能性が示唆されたことで、医療機関、幼稚園や保育園での支援に利用できる可能性が示唆された。運動機能、言語、日常生活動作の自立は遅れるが、できるようになった時の養育者の喜びが大きいということから、発達課題の達成を養育者が他者とともに実感できる支援が必要である。
|