研究課題/領域番号 |
17K12427
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
深谷 安子 関東学院大学, 看護学部研究所, 客員研究員 (20238447)
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研究分担者 |
北村 隆憲 東海大学, 法学部, 教授 (00234279) [辞退]
川口 港 関東学院大学, 理工学部, 助手 (00773350)
留畑 寿美江 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (40360995) [辞退]
佐藤 祐子 関東学院大学, 看護学部, 助教 (10285968) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | NIRS / コミュニケーション / タイプⅡコミュニケーション / 高齢者 / 成人 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、タイプ1コミュニケーション(Task oriented communication:closed-ended question)とタイプⅡコミュニケーション(Life worldly communicaton:open-ended question)時における脳の活動性の違いを明らかにすることである。調査対象は成人期(17名)ならびに高齢期(26名)の合計43名とした。被験者の脳の活性化の測定にはNIRS:Near-Infrared Spectroscopy(16チャネル)を使用した。測定方法は、コミュニケーションのタイプ別に各チャネルにおける酸素化ヘモグロビン(oxyHB)、脱酸素化ヘモグロビン(deoxyHB)、総ヘモグロビン(totalHB)を測定した。一人の被験者に以下の手続きで実施した。導入(3分)、タイプⅠまたはタイプⅡコミュニケーション(10分)、安静(3分)、タイプⅡまたはタイプⅠコミュニケーション(10分)、安静(3分)の合計40分とした。分析は各チャネルの3種類のヘモグロビンの濃度変化を算出し、安静時と調査時の比較分析を実施した。またタイプ別(タイプ1、タイプⅡ)の比較分析を実施した。結果は、成人期、高齢期ともに、全チャネルで、タイプⅡコミュニケーション時の平均oxyhHBは、タイプⅠコミュニケーション時の平均oxyhHBより有意に高いことが示された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
被験者は、近隣地域の自治会や大学が委託している警備会社などを通してリクル-トした。調査日程の決定に際して、被験者と研究者のスケジュール調整が必要であったために、調査にやや時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
上記分析結果を、2019年度中に国際誌に投稿する。
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度までに調査結果の分析まで終了したが、今年度はそれらの結果を国際学会での発表と、国際誌に投稿予定であるために、旅費、翻訳料金、論文投稿費等が必要となる。
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