研究課題/領域番号 |
17K12440
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
今野 理恵 関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (10341372)
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研究分担者 |
日野 徳子 関西国際大学, 保健医療学部, 助教 (60775047)
山川 みやえ 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (80403012)
伴 美由紀 兵庫大学, 看護学部, 助手 (20780919)
牧本 清子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (80262559)
松下 由美子 大阪府立大学, 看護学研究科, 准教授 (50331806)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | エンドオブライフケア / ベストエビデンス / システマティックレビュー |
研究実績の概要 |
認知症高齢者のEoL(エンドオブライフケア)に関する文献レビューが当該年度のタスクであった。おおむね、順調に進行している状況である。 第1に、英語で出版されたガイドライン・マニュアルの網羅的検索を行い、適切な文献がヒットしたが、ガイドラインのSRが2017年に発表されてしまったため、英語についてはこれ以上の検索は行わず、SR結果を取り入れることとし、日本語ガイドラインの検証中である。 第2に、英語で出版されたSR論文でEoL(advanced dementia or severe dementiaに限るがPalliative careも含む)を扱ったSRについて、どのようなテーマが網羅されており、どのようなベストエビデンスが特定されているのか検証を行った。テーマとしてはアドバンスディレクティブや意思決定援助に関するものが最も多く発表されていた。他にはEoLの構成要素、家族への援助(悲嘆ケア含む)、症状コントロール、スタッフのケアなどがあがっていた。分析の途中経過については10th Colloquium 2018 Joanna Briggs Institute(2018年5月2日 ベルギーアントワープ)で発表した。現在、最終分析中である。 第3に、日本語のEoL関連研究論文のSRを開始している。6月末には検索が終了し日本語文献の本格的なレビューに入る計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
すでにEoLについては多くのレビュー研究がなされていたため、英語文献に関してはレビュー文献のレビューを行うことにより、研究の重複を防ぎ効率化が図れた。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度は現在行っている英語文献のアンブレラレビューのまとめ、及び、日本語文献の本格的なSRの実施である。日本語文献については、研究論文のレビューと同時に、ガイドライン等のレビューも行い、まとめていく必要がある。 次年度に向けて、エビデンスに基づいたマニュアル作成と現場への導入に協力してくれる施設等との調整も行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
ホームページ作成やレビューにあたっての勉強会費用や教育プログラム参加、文献検索のエキスパートへの依頼がなかったため、その分の経費支払いがなかった。レビューの進捗状況に応じて今年度執行する予定である。
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