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2023 年度 研究成果報告書

高齢者の住まい確保と過不足ないサービス付帯の実質化に向けた基準の整備に関する検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12449
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関富山大学

研究代表者

高倉 恭子  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50324083)

研究分担者 立瀬 剛志  富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (30397228)
梅村 俊彰  富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (90523936)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードサービス付き高齢者向け住宅 / 医療的ケア / 訪問看護 / 多職種連携 / 看取り / ケアの質 / 介護
研究成果の概要

設置以来増加を継続するサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では、約28万人が生活する。医療・介護の有資格者雇用義務はないが、老人保健施設等の代替利用を目的に、65歳以上の高齢者の住まう場にもなっている。高齢者単独世帯が増える中、入居者増は明らかで、住まいとしての保持とケアの質の担保が重要課題である。本研究では、医療的ケアに着目し、ケアを提供する訪問看護師を対象に医療的ケアの課題を調査した。結果、「サ高住職員への教育と専門職雇用の必要性」「サ高住の運営と職員体制の問題」「介護保険による報酬体制の問題」「その他(サ高住によるケア提供の違い、看取りを可能とする環境整備の必要性)」等が示された。

自由記述の分野

在宅看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

サービス付き高齢者向け(サ高住)は、「住まい、医療的ケアと介護ケアの利用」を備える必須の社会資源だが、サ高住での療養に必要な医療的ケアは訪問看護が主な提供者である。サ高住は看取りまでを目指した住まいであり、提供される医療的ケアの内容の把握と検討は、終の棲家としての質の担保の維持に繋がる。
今回の訪問看護が提供するケア内容と課題の把握は、サ高住にて療養が可能な身体状態の把握、求められるケアの内容と各サ高住での実施可検討に繋がる。
以上より、訪問看護による医療的ケアの内容から、サ高住で受け入れ可能な利用者の状態、サ高住職員に必要な教育内容、サ高住職員と訪問看護の連携のあり方に関する示唆を得た。

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公開日: 2025-01-30  

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