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2020 年度 実績報告書

在宅療養中の高齢者が気象環境を含めた生活調整能力を獲得するための支援方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12452
研究機関神戸大学

研究代表者

多留 ちえみ  神戸大学, 保健学研究科, 保健学研究員 (90514050)

研究分担者 齊藤 奈緒  宮城大学, 健康・医療・看護, 教授 (20403298)
傳 秋光  神戸大学, 保健学研究科, 名誉教授 (40143945)
宮脇 郁子  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード高齢在宅高齢者 / 生活調整 / 慢性心不全 / 認知症 / 気象変化 / 看・看連携
研究実績の概要

高齢在宅療養者が再入院することなく自宅でその人らしく生活していくための生活調整として、どのような視点でアセスメント及び調整が必要かについて、訪問看護認定看護師を中心とした事例検討を重ねてきた。
1)気象環境を含めた在宅環境を調整するための視点として、内服管理、食事管理、感染管理、排便・排尿を含めた排泄管理(水分出納)、休息と活動管理の5つの視点が重要であり、その視点はすべての在宅療養者の管理に必要であると判断し、作成中のプログラムソフトに含めた。さらに、この5つの生活調整を確実に行うことがに加え、気象の変化や生活上のイベント等による「いつもと違う」在宅高齢者の状態に早く気づき対処するための内容を含めた在宅高齢者への看護支援プログラムソフトを開発した。
本ソフトは、心不全患者と認知症患者のアセスメント内容を中心に開発しているが、在宅高齢者の生活調整に必要な今回の5つの視点の中で、他の慢性疾患管理に必要な薬物管理や食事管理などを追加し、高齢在宅高齢者の在宅療養における看護支援プログラムソフトのさらなる精選を行っていきたいと考えている。
2)本年度は、作成したプログラム(案)の追加修正等を行ってきた。実際の高齢者の方の情報を考慮し、本プログラムソフトの効果検証を行う予定であったが、学会等で対面での普及活動を行うことができず、効果検証を行うまでの結果を得ることはできていない。
今後継続して本支援プログラムソフトの追加修正を行うことにより、在宅高齢者の生活調整能力を確保するためのソフトとなるよう努力を重ねていきたいと考えている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 訪問看護師が実践するグリーフケア2021

    • 著者名/発表者名
      植村優衣,齊藤奈緒,多留ちえみ,宮脇郁子
    • 雑誌名

      日本慢性看護学会誌 印刷中

      巻: Vol.15  No1 ページ: 41-50

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 訪問看護師が看護実践の中で感じている "やりがい"2020

    • 著者名/発表者名
      森下和恵,長谷康子,多留ちえみ
    • 雑誌名

      日本在宅看護学会誌

      巻: Vol.9 No1 ページ: 53-64

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 虚血性心筋症でEF24%の状態にある重症高齢心不全在宅患者の病態に基づく生活調整―医学的情報共有により生活調整ができた1事例ー2020

    • 著者名/発表者名
      大牛晴代,青木容子,河内瑞乃,多留ちえみ
    • 学会等名
      第84回 日本循環器学会学術集会 コメディカルセッション
  • [学会発表] 慢性心不全患者の退院時支援における医療をつなぐ看護実践2020

    • 著者名/発表者名
      髙橋美帆,多留ちえみ,宮脇郁子
    • 学会等名
      第17回 日本循環器看護学会学術集会
  • [学会発表] 人生の危機的状況から社会的孤立となった高齢者の傷ついた物語の語り手が教えてくれたこと2020

    • 著者名/発表者名
      河内瑞乃,大牛晴代,多留ちえみ
    • 学会等名
      第10回 日本在宅看護学会学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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