研究課題/領域番号 |
17K12478
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 |
研究代表者 |
大川 嶺子 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 教授 (50162558)
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研究分担者 |
山口 初代 沖縄県立看護大学, 看護学部, 准教授 (70647007) [辞退]
大湾 明美 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 名誉教授 (80185404)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 精神障害 / 地域生活継続 / セルフケア支援 / 看護師 / 地域包括ケアシステム |
研究実績の概要 |
研究目的は、老親を在宅介護する統合失調症者と介護を受ける母親とのサポート授受に着目して、統合失調症者が安定して地域生活を継続するための支援方法を開発することであった。障害者福祉サービス、精神科訪問看護、および精神障害者家族会の協力を得て研究協力者をリクルートしたが、インタビューに応じられる母親と子どものペアが見つけられず、サポ-ト授受の現状を明らかにすることは困難であった。 そこで、「精神に障害を持つ人が地域生活を継続するためのセルフケア支援を明らかにし、看護師の役割を提案すること」に変更し、福祉サービスの乏しい小規模離島の精神科巡回診療に携わる看護者を研究協力者として研究を継続した。 セルフケア支援は、≪診療につなぐための生活にあわせた受診方法の整備≫、≪援助関係形成のための個性と強みを尊重した関わり≫、≪病を抱えながらも自信をもって活動できるための支持と後押し≫などの【島の暮らしと個性に根ざした“生きる”の後押し】、≪継続支援を期待したつながりの探索・支持と推進≫、≪家族・親族の安寧のための抱えている困りごとへの向き合い≫の【島のつながりやすさを活かした“できることでの補い合い”の促進】、≪弱みを補い強みを活かすための関係者を巻き込んだ環境づくり≫、≪本人・関係者と共に作る島になじむ実践≫の【暮らしの環境づくりで“島になじむ”協働】であった。その結果から、看護師の役割として、地域の助け合い・教育(普及啓発)と社会参加(就労)の強化を提案した。
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