研究課題/領域番号 |
17K12479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 沖縄県立看護大学 (2020-2022) 名桜大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
佐久川 政吉 沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326503)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 高齢者 / 移民 / 沖縄の文化 / 相互扶助 / 地域包括ケアシステム |
研究成果の概要 |
研究目的は沖縄県出身のボリビア移民1世高齢者の「住み遂げたい」ニーズを実現するため、移住地の住民組織等を“つなぐ”アクションリサーチにより、地域包括ケアシステムを開発することであった。 2017年に移住地で基盤づくりのため、2015年の「1世高齢者の健康と介護に関する調査報告」を1世高齢者等と共有した。また都市部の施設に入所した高齢者の聴き取り調査、新設のショートステイ施設の利用状況とニーズについて、高齢者(約120名)に2018年に調査した。3年目(2019年度)以降は、コロナに伴う渡航制限等のため、移住地に入ることが出来ず、地域包括ケアシステムの開発までの研究成果には至らなかった。
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自由記述の分野 |
島嶼保健看護、老年保健看護
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果として、2017年に移住地での基盤づくりのため、2015年の「1世高齢者の健康と介護に関する調査報告」を当事者(1世高齢者)と移住地の関係者で共有できたこと。また2016年新設のショートステイ施設の利用状況とニーズについて明らかにしたことである。 社会的意義として、アクションリサーチで相互扶助による地域ケアを開発に向けて、海外移民地でも日本(沖縄県)の地域包括ケアシステム構築の応用可能性にチャレンジしたこと。相互扶助を基盤にしたことで、日本の他の離島・へき地、海外の日系移住地での介護問題の解決や地域ケア開発への応用可能性がみえたことである。
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