研究課題/領域番号 |
17K12480
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
浜端 賢次 自治医科大学, 看護学部, 教授 (80287052)
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研究分担者 |
春田 淳志 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (70758911)
宮林 幸江 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (00381418)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 地域包括ケア病棟 |
研究実績の概要 |
今年度も質問紙調査を行うことを目的に研究を始める予定であったが、医療現場が混乱している中で正確なデータが取れないのではないかとの見解に至り、質問紙調査を見合わせることにした。 質問紙本体については、平成30年に行われた診療報酬改定に伴い、病棟の施設基準区分などを4区分に変更して作成するなどの修正は加えることができている。しかしながら、令和2年度の改定で病床許可数が400床以上の病院については入院患者の特性や多職種の特性を加味した質問紙項目の見直しが必要となり、いずれも質問紙については変更を加えて修正している。さらに、2022年の診療報酬改定から、急性期後患者の受け入れ機能への偏りの是正、在宅患者受け入れ機能の推進、在宅復帰機能の推進の3つの柱が立てられる方向性が示されている。このことに関連して、複数の減算ルールが地域包括ケア病棟の経営等に影響を与えることから、地域包括ケア病棟に与える診療報酬の改定内容を考慮し、質問項目の再検討を行っている。これらのことから、今年度は新型コロナウイルスの影響を加味し、さらに減算化が危惧される地域包括ケア病棟の現状を加味した質問紙項目の見直しを図った。 質問紙調査の実施時期については、新型コロナウイルスの沈静化が図られ、病院や病棟が正常に機能してから実施した方が良いとの結論に至った。そのため、今年度は質問紙項目の点検と見直しを行うにとどまった。次年度は地域包括ケア病棟協会等の団体に相談し、調査を実施していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響もあり、病院が正常に機能できていない現状が推測された。そのため、現状の状況で質問紙調査を実施することが難しく、当初の計画から大きく遅れてしまっている。
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今後の研究の推進方策 |
質問紙調査については、病院の現状を鑑みながら、また各種関連団体や協会の助言を受けながら、適切な時期に調査を実施する予定である。新型コロナウイルスの影響はあるが、地域包括ケア病棟を有する病院の現状をヒアリングしながら、影響も鑑みた項目を検討して実施していきたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
当該年度は新型コロナウイルスの影響が継続し、研究を進めるに至らなかった。そのため、当初の計画である質問紙調査の調査用紙の見直しを図るにとどまった。 次年度は、新型コロナウイルスの影響を考慮し病院の実状をふまえながら、質問紙調査の実施を行っていく予定である。
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