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2019 年度 研究成果報告書

ひきこもり支援におけるファシリテーター養成を核とした親の会との連携システムの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12495
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関新潟青陵大学

研究代表者

斎藤 まさ子  新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (50440459)

研究分担者 中村 恵子  新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (10410250)
田辺 生子  新潟青陵大学, 看護学部, 助教 (30524722)
内藤 守  新潟青陵大学, 看護学部, 准教授 (80410249)
小林 理恵  新潟青陵大学, 看護学部, 助教 (80581420)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードひきこもり / 自助グループ親の会 / リーダー / ファシリテーター / 連携・協働
研究成果の概要

ひきこもり支援の現状を把握するために、新潟県内の保健所と市町村所属の全保健師723名を対象に質問紙調査を実施し、最終的に176名の回答を分析した。約98%の保健師がスーパーバイズを求めており、自ら力不足と感じながら支援に当たる姿が浮き彫りになった。高齢の親を対象とした面接調査、支援者への面接調査、本人の心理状態の分析、会のリーダーへの面接調査、ファシリテーター養成のための学習会を実施した。親の会と支援側の連携・協働の強化、親の会の知見の有効活用、両者が即興的に結び合える日頃からの関係構築、継続した学習会の実施などが考えられた。

自由記述の分野

精神看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

親の会(会)と専門的な知見に基づいた支援者との連携の形を提示できたことは、今後支援者、行政の専門職、保健師などの支援の質の向上にどうつなげればいいかのヒントとなる。また、会の今後のさらなる活動を促進させるために、行政は財政面や広報などへの協力、専門的知見を有する支援者は会の運営へのスーパーバイズ等の協働体制をとる必要性も提示できた。また、ファシリテーターとなる人たちが、個人的な体験だけに依拠することなく、バランスの取れた運営力を発揮する力を得ることは、参加者の減少の抑止と増加の可能性、が期待できる。会のない市町村で新たに開設する可能性も考えて、養成講座なども実施する手掛かりになったと考える。

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公開日: 2021-02-19  

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