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2021 年度 実施状況報告書

訪問看護における移動中の交通事故の現状と課題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12503
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

早川 りか  武庫川女子大学, 看護学部, 准教授 (50737575)

研究分担者 人見 裕江  山陽学園大学, 看護学部, 教授 (30259593) [辞退]
堀 智子  藍野大学, 医療保健学部, 講師 (30772800) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード訪問看護 / 移動中の交通事故 / 訪問看護事業所の管理・運営
研究実績の概要

本年度は、第1段階のアンケート調査の自由記述欄の検討を継続しておこなうとともに、第2段階の調査である訪問看護師へのインタビュー調査を実施した。
新型コロナウイルス感染の状況により、研究対象者との調整に遅延をきたしたこと、調査先の訪問看護ステーションに出向くことができなかったことから、調査を円滑に進めることができなかった。このため予定数のインタビューを行うことはできなかったが、現在得られたデータを分析しているところである。
第1調査の自由記述の分析では、最も多く発生している時間のひっ迫による交通事故に関して、訪問看護ステーションにおいても、ゆとりのある訪問計画を立てる努力や抜け道をとおらない、天候や道路状況による訪問の遅れについて利用者の理解をお願いするなどの努力がされている。しかし、その一方で人員不足などの背景から看護師1人が多くの訪問件数を抱えて困難感を持っている状況が明らかになってきた。
また、第2調査では、インタビューに協力いただいた看護師の全員がヒヤッとした体験をもっており、それぞれが注意や工夫をしながら事故に遭わないように移動している状況が示された。その中でも、子どもの登下校時の時間帯の学校や塾周辺の道路での移動への不安など、アンケート調査では得られなかった移動時の不安感、困難感を聴きとることができ、新たな知見を得ることができた。今後は、これらのデータについて連携研究者らと検討を重ねながらまとめ、学会発表や論文発表を行っていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染の影響をうけ、訪問看護師へのインタビュー調査に遅延をきたしていたため。

今後の研究の推進方策

令和4年度はインタビューデータの分析を中心に行う予定である。得られた調査結果について、連携研究者らと検討を重ね、まとめていく。
また、まとめた結果について学会発表および論文投稿の準備をおこなう。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査の遅延により、データの一部について文字起こしを業者に委託する必要があるため、その経費を見込んでいる。
また、本年度内にデータをまとめ報告書を作成するため、印刷のための支出を予定している。

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公開日: 2022-12-28  

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