研究課題/領域番号 |
17K12507
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
寳田 穂 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (00321133)
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研究分担者 |
夛喜田 惠子 愛知医科大学, 看護学部, 教授 (50226966)
高間 さとみ 鳥取大学, 医学部, 講師 (90588807)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | アディクション / 看護職者支援 / 感情 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、「アディクション問題にかかわる看護職者支援モデル(以下、支援モデル)」に基づく「アディクション問題にかかわる看護職者支援プログラム(以下、支援プログラム)」を作成し、プログラム実施内容の質的検討及び終了後のインタビュー調査結果をもとに、プログラムの効果について分析・解釈を行い、「アディクション問題にかかわる看護職者支援プログラム」を開発することである。当該年度は、「支援プログラム」の実施に向けての準備と、研究を実施するにあたっての研究倫理審査をうけることを主として行った。 「支援プログラム」の作成にあたっては、次のことを実施した。①これまでの研究(「アディクション問題にかかわる看護師支援モデルの試案作成」科研C平成25~27年度)で明らかになった「支援モデル」をTransclutural Nusing Society(米、ニューオリンズ開催)にてポスター発表した。ポスター内容についての活発な議論には至らなかったが、本課題に関連する知見を多く得ることができた。②「支援モデル」の再検討を行い、修正した「支援モデル」に基づき、「支援プログラム」を作成した。 研究倫理審査においては、「支援プログラム」の具体的な実施方法を検討して、研究計画を作成し、研究倫理審査を受け、承認を得た。 上記のプロセスを経て、「支援プログラム」への参加者を募るチラシを作成し、関連団体や近隣の医療施設等に配布した。 なお、「支援プログラム」は、2018年6月より、月1回の開催で、計8回を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画段階では、「支援プログラム」は、2018年5月から、月1回の開催で、計10回行うこととしていた。研究倫理審査の結果通知期日が計画していた期日よりも遅れたため、開催月を1か月遅らすことした。全体のプログラムを検討し、目的を見合わせた上で、計8回のプログラムでも、内容的に大きな影響はないと考え、「支援プログラム」の回数を変更した。以上のことより、おおむね計画通り順調に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
計画通り、「支援プログラム」を開催し、プログラムの具体的な結果について質的に検討を行い、プログラム参加者のアンケート及びインタビューでの評価を得て、「支援プログラム」の開発をすすめていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外発表(米・ニューオリンズ開催)に参加を予定していた、米国在住の研究協力者が、都合にて参加ができなくなったため、交通費・学会参加費等の使用ができていない。次年度の学会発表の使用にあてる。また、データ取扱いのセキュリティを高めるため、テープおこし委託費が、予定していた額よりも上回るため、テープおこし委託費に使用する。
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