研究成果の概要 |
統合失調症入院患者を対象に、PANSS,MMSE, NEI VFQ-25日本語版, 自動視力計を用いた視力測定,オートレフケラトメーターにてSE値を測定した。その結果、視力(logMAR)、SE値とPANSS、MMSEとの間に相関は見られなかった。重回帰分析では、有意差はないが罹患期間が短い群(A群)と長い群(B群)において、A群ではSE値が低い程PANSS総合点が高くなる傾向があり、陰性症状においてはこの傾向が強くなるという結果が得られた。VFQ-25においてA群では、logMAR平均値が低い程、VFQ-25の得点は低くなるがB群においては、VFQ-25の得点が高くなるという結果が得られた。
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