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2020 年度 実施状況報告書

養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12510
研究機関日本赤十字九州国際看護大学

研究代表者

小野 ミツ  日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (60315182)

研究分担者 佐々木 明子  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (20167430)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワード高齢者 / 介護者 / コーピング / 高齢者虐待
研究実績の概要

養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルの開発の研究期間を延長して実施している。今年度は、研究協力者である認知症の人を介護している家族にインタビュー調査を行った内容の分析を行い、分析結果の信頼性を確保するために、研究協力者への確認作業を実施中である。
介護者へのインタビュー調査の中で、認知症の人を最期まで在宅で介護した人について分析を行った。その結果、介護開始当初は、不安や苛立ちなど精神的な負担感が強かった。次に、要介護者の瞳の奥に深い悲しみがること命の核は生きていることに気づいた。それまで背負っていたしがらみを捨て、楽しかった思い出だけをつなげることにした。そのことで、介護の覚悟ができた。最期まで介護を継続できる要因は、介護する事の覚悟、支えてくれる人の存在、地域とのつながり、社会生活の維持であった。
なお、新型コロナウイルス感染症のため、データの分析結果についての研究協力者への確認の作業を終了することができなかった。また、開発した養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルの有用性の検証に関する調査が実施できていない。対象が保健・医療・福祉に関する機関や施設の職員であり、調査の実施が難しい状況であることから研究期間を延長して実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス感染症のために、研究協力者へのデータの確認作業が思うように進めることができないこと。開発した養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルの有用性の検証に関する調査への協力が得られにくい状況である。

今後の研究の推進方策

以下の2点について研究をすすめる予定である。
1.研究協力者へのデータの確認を行う。半数以上は既に終了している。
2.開発した養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルについて
の有用性の検証は、実施方法について再検討を行うことにしている。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の関係で、インタビュー調査内容についての研究協力者への確認作業が終了できなかった。また、開発した養護者による高齢者虐待未然防止介護状況評価票とコーピングスキルの有用性検証の調査が出来なかった。
次年度に上記の事項について研究を行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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