本研究の目的は、新人訪問看護師がひとりで訪問できる(単独訪問)ために必要な看護実践能力の評価指標の作成することである。本指標は、「必ず習得すべき能力」15項目、「必要だが徐々に習得すればよい能力」6項目で構成された。必要な看護実践能力は、訪問看護ステーションに在籍する認定看護師を対象に、デルファイ法を用いてコンセンサスを得た。 新人訪問看護師が、単独訪問をするにあたっての看護実践能力の習得状況を評価する指標することで、新人訪問看護師と教育担当者が習得状況を共通認識でき、必要な看護実践能力の習得に向けた支援に活用できる。
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