本研究の目的は、要介護認定情報及び介護レセプトデータ、質問紙調査(看護師/利用者)、インタビュー調査を用いて、介護予防訪問看護の利用者像とともに、看護提供の実際及び利用することによる効果等を明らかにすることである。結果、介護予防訪問看護の利用者は、独居への不安の軽減、身体機能の低下予防のために利用を開始するケースが多く、看護に対しては健康観察や服薬管理、相談支援を求めていた。要支援の段階からの訪問看護の提供は、利用者の要介護度の進行の抑制や本人及び家族の心理面での安定に貢献することが示唆された。
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