研究課題/領域番号 |
17K12549
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
渡辺 昌子 東邦大学, 看護学部, 助教 (90405613)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 大学生 / 食生活 / スマートフォン / ソーシャルメディア / 健康教育 |
研究実績の概要 |
当該年度においては、依然として感染症の流行により海外渡航ができないことから、本研究課題をオンライン調査で代替することについて検討を続けるとともに、国内におけるスマートフォンアプリを活用した食生活改善のための取り組みについてその成果と課題を明らかにすることを目的に研究を行った。 国内におけるスマートフォンアプリを活用した食生活改善のための取り組みとして、一般社団法人日本肥満症予防協会が2020年9月から12月に実施した地域における健康啓発事業に参加した8名の参加者のデータの一部を提供していただき、食生活への意識の変化、食生活への評価、BMI値の推移、食事選択の際に考慮する項目、野菜摂取の程度、運動の頻度について分析した。当初予定していた2回の事業回数が1回となったことにより参加者が大幅に減り、最終的に8名の参加者のデータのみが研究対象となったため、記述統計により報告書を一部作成した。分析の方法を検討し、今後実践報告として投稿する。 スウェーデンにおける大学生を対象とした介入調査については、現地に赴いて食生活改善プログラムを実施することやプログラム評価のためのインタビュー調査を行うことが難しいことから、計画を修正し、オンライン調査で代替することについて検討を重ねている。文献検討、研究協力先の大学・研究者との協議を経て、調査内容について大学生の食生活の実態と食に関するヘルスリテラシーについてオンラインアンケートを実施することとし、実施に向けた準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
海外渡航ができず、スウェーデンの大学生を対象とした介入調査およびインタビュー調査、若い世代の食生活改善に向けた先駆的な取り組みを行っている団体へのインタビュー調査が実施できていない状況が続いている。研究協力に理解が得られている現地の大学・研究者と連携し、調査方法をオンライン調査に切り替え、具体的に実施する方法を検討しているところであるが、進捗としては遅れており対策が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
現地に赴くことができないことから、本研究課題をオンライン調査で代替することを昨年度から検討しているが、研究内容の大幅な変更となることから、実際に研究を行う時期や方法について研究協力先の大学・研究者とも連絡をとり慎重に協議を重ねている。大学生の食生活の実態と食に関するヘルスリテラシーについてオンラインアンケートを実施する予定であるため、調査内容の確定と調査票等の作成、研究倫理審査をはじめとした実施準備を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
感染症流行により海外渡航ができない状況が続いているため、スウェーデンにおける現地調査ができない状況が続いており、予算使用額に変更が生じている。今後は現地調査をオンライン調査に切り替えて実施する計画であるため、調査票をはじめとする研究書類の作成等に費用を充てる方針である。
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