| 研究課題/領域番号 |
17K12553
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| 研究機関 | 日本赤十字豊田看護大学 |
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研究代表者 |
東野 督子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (00352906)
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| 研究分担者 |
小山 順子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教 (30795951)
石田 咲 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助手 (50639549)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | 口腔ケア / 要介護高齢者 / 訪問看護ステーション / 訪問看護師 / 介護支援専門員 / 介護者 / 歯科医師 |
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| 研究実績の概要 |
【2018年度目標】１．成果発表：前年度に行った訪問看護師と対応する介護支援専門員（ケアマネジャー）の口腔ケアに関する全国調査の結果を発表する。２．プロジェクトＢ：看護師や歯科医師が訪問する要介護高齢者の口腔内衛生の状況と、口腔ケアの実施の状況の実態調査のための準備を行う。
【成果発表】（１）在宅で療養が必要な要介護高齢者に実施する口腔ケアの実態調査 その1-中部・近畿地区の看護師対象-（第38回日本看護科学学会）。回答数364名（回収率26.2%)。口腔ケアは必要な援助86.5%、口腔内評価の指標を用いて評価している8.0%であった。訪問看護ステーションの人員数が5人以上の施設では5人未満の施設よりも、指標を用いて評価する割合が高かった（p<.05)。（２）在宅で療養が必要な要介護高齢者に実施する口腔ケアの実態調査 その2-全国の介護支援専門員対象-（第38回日本看護科学学会）。回答数384名（回収率19.7%)。「口腔ケアは必要なケアプランだと思う」と回答したのは92.7%であったが、口腔内評価を「実施する」と回答したのは30名（7.8%)であった。口腔ケアの指導をプランニングしたことがないと回答した群は、口腔内評価をしない割合が有意に高かった（p<.01)。
【プロジェクトB】１．調査内容の検討（１）調査項目の検討：年齢と性別、栄養状態（body mass index）、日常生活自立度（厚生労働省）、日常生活動作（Barthel Index）、座位保持の有無などの基本データ、口腔内評価は、唾液の測定（乾燥の有無）、細菌数、Oral Health Assessment Tool(OHAT-J)とした。（２）倫理審査委員会の承認を得る準備を行った。（３）研究協力いただける看護師、歯科医師ヘの説明と研究協力の承諾を得た。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2018年度の目標は、2017年度に得られたデータの成果発表と、訪問看護ステーションの看護師や歯科医師が訪問する要介護高齢者の口腔環境の調査を開始する予定であった。
【成果発表】（１）在宅で療養が必要な要介護高齢者に実施する口腔ケアの実態調査 その1-中部・近畿地区の看護師対象-（第38回日本看護科学学会2018年12月）。（２）在宅で療養が必要な要介護高齢者に実施する口腔ケアの実態調査 その2-全国の介護支援専門員対象-（第38回日本看護科学学会2018年12月）
【残された課題】2017年度に得られたデータの成果発表に関しては順調であったが、要介護高齢者の口腔環境の調査については研究協力をいただける訪問ステーション、歯科医師への説明、及び研究協力の承諾は得られたが、調査に関する倫理審査が滞っている。そのため調査の開始が遅れている。
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| 今後の研究の推進方策 |
2019年度の調査に関して、倫理審査委員会の承認を可及的速やかに得ることと、2017年に得られたデータのうち未発表データについての成果発表の準備と、倫理審査委員会の承認が得られたら直ちにデータ取集を開始する。また、得られたデータは2020年4月第17回日本口腔ケア学会に成果発表する準備をする。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
実施予定が遅れており、データ収集にかかる交通費、人件費が必要なこととなる。よって翌年度分として請求した助成金と合わせた仕様計画となる。
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