• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実施状況報告書

30歳代扶養女性への特定健診の早期啓発と自己採血検査を用いた受診促進方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12555
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

月野木 ルミ  日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (30634464)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード未受診対策 / 受診勧奨方法の検討 / 健診スタイルに関するニーズの把握
研究実績の概要

(1)現状把握・情報収集:アンケート作成のために、学会にて乳幼児健診会場で自己採血で簡易検査を行っている自治体担当者にヒアリングを行った。また自己採血における健診の実際のニーズと情報収集として、自己採血業者担当者より国保の未受診対策で既に実施している自己採血検査の現状についてヒアリングを行った。その結果、30歳代で受診習慣がある人は、40歳以降も健診受診につながりやすいこと、自己採血検査は、30歳代の若い世代は実施しやすいことが分かった。あわせて、本研究では、受診勧奨に社会経済的手法を用いる可能性について各種文献レビューを行い検討した。その結果、アンケートにて、未受診理由は、過去の調査で明らかにされつつあるため、質問紙内容は乳幼児を持つ母親でも参加しやすい健診スタイルに関するニーズの把握を中心とした内容構成にすることにした。
(2)研究支援体制の強化:母子保健事業に詳しい研究者を研究協力者として招き、円滑な本研究調査実施に向けての支援体制の強化を行った。その結果、最大の懸念事項であった、対象となる育児サークルやイベントなどの複数の研究協力候補フィールドがリストアップされた。
(3)調査実施にむけた準備:本研究計画書を日本赤十字看護大学倫理委員会にて承認を得た。同時に自己採血キットの業者とのデータ享受等の打ち合わせをはじめ、その他調査に必要な物品の購入などの準備を進めた。 研究フィールドは、研究協力者と一緒に候補のリストアップを進めており、研究協力の打診準備も始めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の倫理委員会の申請が終了し承認を得ている。

今後の研究の推進方策

2018年前半は調査プレテストや研究フィールドへの打診を開始し、後半以降に研究対象者のリクルートおよび調査を開始する。

次年度使用額が生じた理由

・物品支払いが遅れたため。
・予定していた学会支出が別経費で支出可能になったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 高血圧通院者が抱える自覚症状の実態調査:平成22年国民生活基礎調査匿名データ2018

    • 著者名/発表者名
      月野木ルミ、村上義孝
    • 雑誌名

      日本公衆衛生雑誌

      巻: 65 巻 2 号 ページ: p. 89-94

    • DOI

      https://doi.org/10.11236/jph.65.2_89

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi