研究課題/領域番号 |
17K12558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 西九州大学 (2018-2019) 福岡大学 (2017) |
研究代表者 |
池田 佐知子 西九州大学, 看護学部, 准教授 (70640275)
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研究分担者 |
小柳 康子 福岡大学, 医学部, 准教授 (70353175)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 里親支援 / 母子健康手帳 / 保健医療情報 / 情報共有 / 児と実親のアレルギー情報 |
研究成果の概要 |
社会的養護児童を家庭で養育する里親に対し、児童相談所が子どもを委託する際に児童に関する保健医療情報や母子健康手帳をどのように提供し、委託後の養育継続状況を明らかにすることを目的に、全国212カ所の児童相談所を対象に自記式質問調査を実施した(回収100)。結果は、母子健康手帳や保健医療情報はほぼ提供されているが、6割以上の里親が保健医療に関する追加の情報を委託後に求めており、児の既往歴・予防接種歴に加え、児童と実親のアレルギーに関する確認が多く、児童相談所の情報収集と提供が不十分であることが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実親が育てることが困難や不適切と判断される子どもを家庭で養育する里親に対し、児童相談所から提供される児童の母子健康手帳や保健医療情報だけでは、地域の保育園・学校・医療機関・保健センターを利用しながら養育する里親にとっては情報が不十分であることが明らかとなった。児童の既往歴・成長の記録や予防接種歴情報の不足に加え、実親と児童の体質やアレルギーの情報について手帳に記載欄もなく、今後の検討課題であることが示された。
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