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2022 年度 実施状況報告書

避難指示が解除された被災地保健師のエンパワメントとコミュニティ再生に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12571
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

末永 カツ子  福島県立医科大学, 看護学部, 博士研究員 (70444015)

研究分担者 堀内 輝子  福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (00534083) [辞退]
木下 美佐子  福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (50791919) [辞退]
高橋 香子  福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (80295386)
片桐 和子  福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (80317627) [辞退]
山田 智惠里  福島県立医科大学, 大学院医学研究科, 教授 (90322940) [辞退]
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワード帰還 / 高齢者 / エンパワメント / 国際交流 / コミュニティ再生
研究実績の概要

本研究は、2011年3月の福島第一原子力発電所事故後に出された放射線リスクを回避するために避難指示が出された南相馬市小高区をフィールドとするアクションリサーチである。アクションリサーチの協働者は研究者らと避難指示が解除(2016年7月)された後に帰還した高齢者たちである。エンパワメントをめざし取り組んだ具体的なアクション例としては、高齢者たちとの直接の面談を重ねながらサロン活動のためのネットワークの形成、サロン活動への参加及び運営支援を実施してきた。またこれらの活動と並行して主任研究者が開催した学会での海外からの招聘者を高齢者が住む自宅に招き高齢者自身による現地案内し、その内容を学会での国際交流会で報告し合う等の取り組みを展開してきた。
コロナ禍のために2019年度末から2021年度まで計画通りの進捗は困難となったが、2022年度は可能な限りコミュニティ再生の主体である小高区の人々や関係者とリモート等で連絡を取り合いながら活動を継続してきた。2023年度はこれらの成果をまとめ研究報告集を作成していきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2022年度も2021年度に引き続きコロナ禍のために研究が予定通り進捗せず2022年度も研究延長の申請を行った。

今後の研究の推進方策

2023年度は、最終年度としての研究成果をまとめ報告集作成を実施していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

報告集のまとめと印刷が残っており2022年度に残額をこれに当てる予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件)

  • [雑誌論文] 2つの”3・11”の災禍から、11年目、3年目となる春に(2022.3)に2022

    • 著者名/発表者名
      末永カツ子
    • 雑誌名

      日本放射線看護学会

      巻: 10(1) ページ: 1‐3

    • DOI

      10.24680/rnsj.100101

  • [雑誌論文] 被災地保健師をエンパワーしてきた地域保健活動―津波被災地と原発事故後の地域での”3・11”での活動から2022

    • 著者名/発表者名
      末永カツ子 手塚有希子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 8 ページ: 96‐101

  • [雑誌論文] 地域におけるリスクコミュニケーションの向上に向けての考察~福島第一原子力発電所事故後のアクションリサーチを踏まえて~2022

    • 著者名/発表者名
      末永カツ子
    • 雑誌名

      研究紀要青葉

      巻: 14(1) ページ: 93‐104

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 福島第一原子力発電所事故6年後から振り返る放射線不安に関する親子間の際についての質的研究2022

    • 著者名/発表者名
      安井清孝 末永カツ子
    • 雑誌名

      日本放射線看護学会

      巻: 10(2) ページ: 1‐10

    • DOI

      10.24680/rnsj.RJ-11001

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高齢者の幸せと老年看護の役割に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      菅原尚美 末永カツ子
    • 雑誌名

      研究紀要青葉

      巻: 14(1) ページ: 125‐130

    • 査読あり

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公開日: 2023-12-25  

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