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2017 年度 実施状況報告書

犯罪被害者へのアウトリーチ支援体制モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K12588
研究機関大分県立看護科学大学

研究代表者

平井 和明  大分県立看護科学大学, 看護学部, 特任助教 (60583820)

研究分担者 岩崎 りほ  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (40760286)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード犯罪被害者支援
研究実績の概要

事業初年度は、アウトリーチ支援体制の準備を行う目的にて研究基盤の整備や、次年度以降の調査準備を行った。本年度の取り組みの一例として、犯罪被害者支援の国内外の研究動向の概要を掴む目的から、暴力関連の研究に焦点をあてた文献研究を実施した。1960年1月1日~2017年5月31日に発行された研究論文を対象とし、暴力/Violenceをタイトルに含む国内外の論文を収集。1960年代が和/英文は、8篇/73篇、70年代33/406、80年代117/742、90年代191/3750、2000年代が751/6443、2010~2017が645/8837だった。文献の内容確認を進めることとと並行し、論文タイトルのテキストマイニングによって、暴力/violenceという用語とともに、支援や被害者等の用語がどのような頻度で使用されているかを確認した。年代を通して上位にあがったカテゴリは、和文は「患者」、洋文は「women」だった。中でも、特徴的な用語のカテゴリは、洋文では「health」や「prevention」、和文は「登校拒否」「非行」等がその一例として挙がり、国内の論文では被害者や支援の用語がカテゴライズされなかった。また、国内外で暴力/violenceに関する研究は増加傾向であることがわかり、更にカテゴリの変遷から、研究テーマの年代ごとの移り変わりをみたところ、国外では被害者の権利や被害者の健康に係る研究が国内よりも先に取り組まれている傾向にあると読み取ることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者、共同研究者共に研究機関を異動することになり、調査等を行うにあたってのフィールド開拓を新たに行う必要が出てきたため。

今後の研究の推進方策

研究代表者、共同研究者が当初研究基盤として想定していた地域を離れることとなったため、研究遂行に支障が出ないようにするために、平成31年度からは共同研究者を1名追加し、研究体制を整備している。31年度は、被害者支援システムの構築の準備段階としての、質問紙調査を実施する予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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