研究実績の概要 |
1.保健師を対象にした研修の開催:2019年9月13日に、「バイオテロの基礎知識と保健師の対応に関する研修」を日本赤十字看護大学で開催した。当日は保健師10名、学生13名、関係者2名、計25名が参加した。内容は、これまでの研究成果の説明、バイオテロの基礎知識の講義、机上訓練であった。アンケートの実施前後で知識等を比較したところ、実施後に知識が向上しており、基礎的な知識が得られたという意見が聞かれていた。 2.国内学会での成果発表:2020年1月11、12日に開催された第8回日本公衆衛生看護学会にて、示説「バイオテロに対する感染症対策部門保健師の知識や研修受講経験」ならびに「バイオテロに関する健康危機管理教育受講と保健師学生の知識、認識の変化」の発表と、ワークショップ「東京オリンピック前に知っておきたい! バイオテロへの保健師の準備態勢」を開催した。ワークショップには研究者5名、保健師15名が参加し、基礎的な知識を確認するとともに、保健師の対応を検討できる場となった。 3.国際学会での成果発表:2020年2月のThe 6th International Nursing Research Conference of World Academy of Nursing Science (WANS)にて示説発表“The Relationship Between Bioterrorism Training Participation of Public Health Nurses and Their Attributes, Knowledge, and Recognition of Preparedness in Japan”を行った。なお、WANSは新型コロナウィルス感染症の影響で、現地での開催は中止となり、HP上での発表となった。 4.上記の研修や学会での発表を遂行するために、研究者間の委員会を3回開催した。
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