研究課題/領域番号 |
17K12598
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 良美 東京医科大学, 医学部, 教授 (90516147)
|
研究分担者 |
石田 千絵 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (60363793)
澤井 美奈子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 准教授 (90520776)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | バイオテロリズム / 感染症 / 保健師 / 健康危機管理 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本における地域の健康危機管理の責務を担う保健師の、バイオテロへの準備態勢を整備することであった。 バイオテロに対する日本の保健師の準備態勢に関して、文献検討と研究者間での検討をもとにコンピテンシーモデルを開発し、さらに量的調査によって実態を明らかにした。調査の結果、日本の保健所感染症対策部門保健師のバイオテロへの知識は十分ではなく、研修経験者も1割程度と少なかった。次いで、バイオテロに対する保健師および学生への教育プログラムを開発・実施し、前後で評価した。その結果、知識・認識共に実施後に上昇し、プログラムの効果が得られたと考えられる。
|
自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2020年5月現在、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が世界中に蔓延し、人々の生活や社会経済活動も影響を受けている。感染症の拡大は人々への健康や生活への影響が多大であり、それらを想定した国や自治体の準備態勢が拡大防止や予防に貢献できると考えられる。バイオテロにおいても、その準備態勢を整えることで、被害を防止や最小限に食い止めることができ、そのために必要な知識・技術を、健康危機管理の第一線で活動する保健所の感染症対策部門保健師が獲得し、準備態勢を整えることは喫緊の課題である。
|