研究課題/領域番号 |
17K12599
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
|
研究機関 | 東京医療保健大学 |
研究代表者 |
渡會 睦子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (50360003)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 特別支援 / 児童養護施設 / 性教育 / 人工妊娠中絶 / 妊娠 / 自己肯定感 / 教材 / high-risk approach |
研究成果の概要 |
思春期における性問題の発生は自己肯定感の低さと関係していると言われている。特に特別支援学校・児童養護施設には被虐待経験を持つ児が多い現状があり、本研究では特別支援学校・児童養護施設における児の背景と性問題を分析し、high-risk approachとしての性問題予防教材の開発・普及を目的とした。 特別支援学校教員・児童養護施設職員対象の紙面調査で、性教育の必要性と自信のなさ等の問題を明らかにした。そして教材として、身近な大人からの愛情を得て自己肯定感を高める教育、今後の性問題予防を含めた、PowerPoint教材や小舎制で利便性の高い紙芝居教材を開発し、行政と共同で研修会を開催した。
|
自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別支援学校と児童養護施設、性問題の関連は密接であり、現場の教員・施設指導員・保健師は望まない妊娠・人工妊娠中絶等の性問題への対応業務が多く、high-risk集団としての検討が急務となっている。 文部科学省学習指導要領「性に関する指導」においても自己肯定感を高める教育が重要視されているが、未だその家族背景・児の特徴と性問題の関連分析・教育介入方法の検討・教材の開発がされておらず、本研究者が研究を進めることは、これまでの研究経過からも効率的かつ貴重であり、国内外の思春期問題対策に大変有用である。
|