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2020 年度 実施状況報告書

継続・派生開発のための組合せテストの研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K12668
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

北村 崇師  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (70530484)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードソフトウェア工学 / ソフトウェアテスト
研究実績の概要

継続・派生開発のための組合せテスト技術のための一手法として、Interaction-based test suite minimization(ITSM)技術に着目し、そのための高速なアルゴリズムを考案した。ソフトウェア開発における ITSM 技術とは、組み合わせテストの網羅基準を用いた、テスト数削減技術である。一方で、ソフトウェア開発における派生開発において、いかに良質のテストケースを効率的に用意するかが課題である。この課題について、既存システムから得られる膨大なログデータを元に、テストのために質の良いデータを選び出し、それらをテストケースとして用いるユースケースが考えられる。こうしたユースケースを提案するとともに、そのユースケースを実現するために、ITSM技術が応用可能であることに着目し、そのためのアルゴリズム開発を行った。アルゴリズム開発においては、ITSM 問題が集合被覆問題と関連があることを突き止め、ITSM 問題を集合被覆問題に変換する手法を提案した。さらにこれを元に、更に高速化をするために、データ構造工夫したアルゴリズムを複数開発し、またそれらの特性を活かしつつ統合することで、高速なアルゴリズムを開発した。また評価実験としては、実際の産業で用いられているデータを用いて実験を行った。実験では、開発したアルゴリズムで最も速いものは、既存アルゴリズムと比較し、3倍程度高速であることを示した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス流行の影響で、実験の実施に制限があり、研究に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

実験に遅れが発生したものの、期間延長により実験は終了した。今後は実験結果をまとめ、論文発表を行う。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス流行の影響で、実験の実施に制限があり、研究に遅れが生じた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] KTH Royal Institute of Technology(スウェーデン)

    • 国名
      スウェーデン
    • 外国機関名
      KTH Royal Institute of Technology
  • [学会発表] Toward an Encoding Approach to Interaction-based Test Suite Minimization2020

    • 著者名/発表者名
      Kohei Nishino, Takashi Kitamura, Tomoji Kishi, Cyrille Artho
    • 学会等名
      9th International Workshop on Combinatorial Testing
    • 国際学会
  • [備考]

    • URL

      https://staff.aist.go.jp/t.kitamura/

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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