研究課題
若手研究(B)
本研究では、マルチホップ遅延耐性ネットワークにおいて、クラウドソース化された救援・復旧タスクを効率的にモバイルユーザに割り当てる分散型タスクルーティングを設計し、災害復旧クラウドソーシングの基盤技術を開発した。具体的には、ユーザのモビリティを考慮した分散タスク割当アルゴリズム並びにユーザとの接触ごとにタスク割当を行う動的タスク割当アルゴリズムを提案し、Android端末への実装を試みた。研究成果はINFOCOMやIEEEトランザクションなどの国際会議や国際論文誌に投稿した。
情報ネットワーク
本研究で開発した分散タスクルーティングは、やさまざまなモバイルアプリケーションに応用できるため、波及効果が極めて大きい。災害大国である我が国において、情報通信技術を防災や災害復旧に適応し、人的・経済的被害を抑えることは極めて重要な課題であり、社会的な意義が大きい。