未知のシステム上での通信制能推定手法としては,既存のシステムでアプリを実行し,各ノードから得られた通信ログを用いてネットワークシミュレータに駆動させる手法が広く用いられている.しかし,将来システムが既存システムよりも大規模な場合,この通信ログをそのまま用いることはできない.本研究では,実システムから得られた通信ログを大規模システム向けに水増しし,これらのPseudoファイルをネットワークシミュレータの入力として用いる手法を提案した.また,ソースコードの解析によりPseudoファイルを生成する手法を開発した.これにより,既存システムよりも大規模なシステムでの通信性能推定が,平易に可能となった.
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