フローサイトメトリーデータの機械学習に基づく細胞集団の自動分類手法として、測定条件の違いによるデータの分布の大幅な変動をアフィン変換として記述し、自動分類時にアフィンパラメータを推定しそれを打ち消すように補正することで、測定条件に対して頑健な自動分類法を提案した。これを人工データと実際のフローサイトメトリーデータに適用し、2次元の低次元なデータであれば提案手法が有効であることが確かめられた。しかしながら、通常フローサイトメトリーで得られる10次元程度のデータについては、提案手法によるパラメータ推定が収束には至らず、適切な分類ができないことが明らかとなった。
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