○劣質炭の熱分解により改質炭(チャー)の発熱量は改善するが高脱揮発分のため低収率となる。本法では熱分解時に発生するタールをチャーの細孔内に完全充填した複合体可能なので改質物の高収率化に直結する。また、低品位炭素資源の熱分解時に問題となるタールをチャーに蒸着させるので、処理後のガスはタールフリーとなり、排ガスの事後処理設備の簡素化が可能。 ○ 劣質炭素資源由来のチャーから高強度の複合体が調製できるため、それはコークス製造用の炭素資源利用の拡大に直結するとともに低品位炭素資源のアップグレーディングにより高品位化した複合体の高効率利用により、資源・エネルギー・CO2 排出問題の同時解決に寄与できる。
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