研究成果の概要 |
ブタノールを用いた植物バイオマスの成分分離法の最適な条件の検討を行った。その結果、ブタノール濃度、硫酸濃度、反応温度、反応時間が成分分離の効率に大きく影響することが明らかになった。これらの結果から、25% butanol, 0.5% 硫酸, 200°C, 60分の条件で最も成分分離の効率が高くなることが明らかになった。この成分分離後のセルロース画分は、セルロース分解酵素によって効率的に分解されることが明らかになった。また、液体画分に含まれるブタノールを、ナノフィルトレーション膜を用いて除去し、酵母を用いてエタノール発酵を行った。その結果、10.2 g/Lのエタノールを得た。
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