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2020 年度 実績報告書

乾燥地における持続可能な水資源管理のための多基準社会的意思決定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K12855
研究機関東京都市大学

研究代表者

秋山 知宏  東京都市大学, 付置研究所, 准教授 (90452523)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード持続可能性 / 乾燥地 / 水資源管理 / 社会的意思決定 / 多基準意志決定法 / マルチエージェントモデル
研究実績の概要

前年度までに開発したマルチエージェントシミュレーションモデルをより精緻にするための作業をおこなった.その結果,本モデルの精度を高めることができた.統計データや観測データに基づいて本モデルを検証した結果,本モデルは高い精度で水収支を閉じることができ,社会経済的影響も含めて,多面的な影響評価を行えることが明らかになった.したがって,マルチエージェントモデルは多基準意思決定法の限界を超えられるかという問いに対して,マルチエージェントモデルは多基準意思決定法の限界を超えられると結論づけられる.その上で,ENAモデルを用いて5つのシナリオを作成し,開発したマルチエージェントシミュレーションモデルを用いて評価した:BAUシナリオ,環境保全シナリオ,効率性重視シナリオ,生産性重視シナリオ,レジリエントシナリオ.
今後の課題は以下の5つである:1)オフライン結合をオンライン結合に変えること,2)不確実性と複雑性に対応すること,3)評価項目を増やすこと,4)利用可能なデータセットを最大限に活用すること,5)本モデルを意思決定支援システムとして現地の行政と共有し,運用上の効果と課題を評価すること.5)に関しては,シミュレーション結果を数値だけでなく,アニメーションとして提供し,プロセスを共有することで,実効性の高い計画策定につなげる.結果の数値だけを比較するのではなく,プロセスを見て,その原因を探ることまでを行い,計画を評価する.

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) 備考 (5件)

  • [国際共同研究] Chinese Academy of Sciences(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      Chinese Academy of Sciences
  • [学会発表] Distance Education and Pursuit of the Common at the Time of COVID-19: Ontology of Separation2021

    • 著者名/発表者名
      Naoko Saito, Tomohiro Akiyama
    • 学会等名
      Philosophy of Education
  • [学会発表] 世々代々の公共幸福に向けた方法論的考察2020

    • 著者名/発表者名
      秋山知宏
    • 学会等名
      地球システム・倫理学会
  • [備考] ResearchGate

    • URL

      https://www.researchgate.net/profile/Tomohiro_Akiyama2

  • [備考] ORCID

    • URL

      http://orcid.org/0000-0002-6720-8995?lang=en

  • [備考] publons

    • URL

      https://publons.com/researcher/1373040/tomohiro-akiyama/

  • [備考] Google Scholar

    • URL

      https://scholar.google.com/citations?hl=en&user=jbHWbG8AAAAJ

  • [備考] LinkedIn

    • URL

      https://www.linkedin.com/in/tomohiro-akiyama-a1759636/

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公開日: 2021-12-27  

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