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2021 年度 研究成果報告書

オーストリア近代デザインと女性デザイナー:第一次世界大戦前後のウィーンの事例から

研究課題

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研究課題/領域番号 17K12871
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 デザイン学
研究機関神奈川大学 (2020-2021)
南山大学 (2018-2019)
獨協大学 (2017)

研究代表者

角山 朋子  神奈川大学, 国際日本学部, 准教授 (70790343)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2022-03-31
キーワードオーストリア近代デザイン / ウィーン工房 / ウィーン・キネティシズム / 女性デザイナー
研究成果の概要

1910年代から1920年代のウィーンのウィーン工房の女性デザイナーたちが、テキスタイル、服飾、小物の領域で精力的に活動し、製品デザインのみならずウィーン工房のブランド・イメージの形成に寄与したことを明らかにした。また、ウィーン工房、ウィーン・キネティシズム派の女性たちの作品に、ウィーン分離派による芸術刷新運動の理念と実践の継承を見出した。20世紀初頭のウィーンの女性デザイナーたちの活動から、ヨーロッパにおける近代デザイン、前衛芸術の多様な実態を浮き彫りにした。

自由記述の分野

デザイン史

研究成果の学術的意義や社会的意義

多くの才能が花開いた世紀末ウィーンの文脈からオーストリア近代デザイン運動の歴史を紐解き、さらにその1910年代以降の展開を明らかにしたことで、本研究成果はウィーンのデザイン史研究、都市文化研究の進展に寄与する。また、女性デザイナーの仕事に注目することで、デザインの領域におけるジェンダー研究を進展させた。本研究が明らかにした、日用品の消費のみならず、そのデザイン、生産に主体的に関与した女性の姿には、生産者/消費者の区分を越えた「生活者」としての新たなデザイン思考とその実践の可能性が見出だせる。

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公開日: 2023-01-30  

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