研究実績の概要 |
令和3年度は、学校との連携授業や児童教員向けのアンケート調査を実施した。 1.博物館・科学館活用の実態調査:教員を対象にアンケート調査を実施した(36名)。博物館・科学館等を対象としたアンケート調査について、内容を検討した。 2.テレビ電話環境の最適化、および学習プログラムの開発と実践:テレビ電話を使った学習プログラムの開発を行い、小中高等学校と連携授業を実施した。防災普及啓発施設を利用した授業「単元:天気の変化(台風)」を開発し、小学5年生を対象に実施した(7月,1回25名)。大学と連携した授業「自然環境の保全と科学技術の利用(マイクロプラスチックの観察)」を開発し、中高生を対象に実施した(11月-12月,3回のべ11名)。その他、研究実施者が専門家の一人として講師を務めた事例は、小4「月と星」(7月10月,3回のべ91名)、小3「身の回りの生物」(9月,4回約130名)、小3-6年複数の単元(2-3月,3回のべ29名)であった。※他のプロジェクトと共同実施を含む。 3.効果の検証:学習プログラム実施時に、授業を体験した児童を対象にアンケート調査を実施した(7月,25名)。 4.ネットワーク構築とデータベース化、および普及活動:日本理科教育学会第71回全国大会において、小学校との連携授業について発表した。原生生物学会(The 4th Asian Congress of Protistology -internet)において、2020年度中に行った一般向け講座について発表した。一般向け講座として、東京にいる大学講師(研究実施者)と地方の集会所、科学館(研究実施者および科学館職員)と各家庭をテレビ電話でつないだオンラインワークショップを実施した(11-12月,2回26名)。
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