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2022 年度 実施状況報告書

ICT機器を用いた博物館・科学館等の活用プログラムの開発と実践

研究課題

研究課題/領域番号 17K12930
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

竹下 陽子  お茶の水女子大学, サイエンス&エデュケーション研究所, 研究協力員 (70723930)

研究期間 (年度) 2018-02-28 – 2024-03-31
キーワードICT / 博物館・科学館 / 学習プログラム / テレビ電話 / 地域格差 / オンライン体験学習
研究実績の概要

令和4年度は、学校との連携授業を2件行い、児童教員向けのアンケート調査を実施した。
1.博物館・科学館活用の実態調査:内容を検討するにとどまった。
2.テレビ電話環境の最適化、および学習プログラムの開発と実践:テレビ電話を使った学習プログラムの開発を行い、小中学校において連携授業を実施した。微生物を専門とする大学研究員と連携した授業「授業タイトル:タブレット顕微鏡によるミクロの探検」(関連単元:中1 光と音(凸レンズの働き),中3 生物と環境(自然界のつり合い))の授業支援を行った(6月1回,48名)(Life id Small Projectsが実施)。都内生物園と連携した授業「授業タイトル:生物園の生き物から学ぼう!」(関連単元:身の回りの生物(昆虫))を開発し、小学3年生を対象に実施した(7月~9月2回75名)。
3.効果の検証:学習プログラム実施時に、授業を体験した児童および教員を対象にアンケート調査を実施した。
4.ネットワーク構築とデータベース化、および普及活動:日本理科教育学会第72回全国大会において、中学校との連携授業について口頭で発表した。日本生物教育学会 第107回全国大会において、小学校との連携授業について口頭で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本務の業務が多忙になり、エフォートの時間を確保できなかったため。

今後の研究の推進方策

引き続き、オンラインを活用した授業形態やニーズについてリサーチし、研究を進めたい。
1.博物館・科学館活用の実態調査:博物館・科学館等を対象としたアンケート調査内容を確定し、学内の倫理審査を受け、調査を実施する。特に、博物館や科学館が展開するオンライン学習についてリサーチするとともに、新型コロナウイルスによる影響についても、適宜アンケート調査に質問項目を加えたいと考えている。科学館・博物館等を対象とした調査については、複数の館が所属する連携ネットワークに協力を求める予定である。
2.テレビ電話環境の最適化、および学習プログラムの開発と実践:これまでの実践経験から、良く発生する問題点を洗い出し、解決策を検討してまとめる。
3.効果の検証:連携授業を実施した場合には、教員や児童生徒を対象としたアンケート調査を行い、学習プログラムの効果の検証を行う。
4.ネットワーク構築とデータベース化、および普及活動:ホームページを開設し、学習プログラムについて情報を公開する。

次年度使用額が生じた理由

必要だと見積もっていた物品費などで、一部その使用が発生しなかったため、支出が少なくなった。次年度、繰り越しを含めた金額で、新たに必要となる物品の購入や、研究実施に伴う旅費、謝金などに使用し研究を進める予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] オンラインテレビ会議システムによる外部専門機関との連携 "モバイル顕微鏡"プログラムの開発と実践2022

    • 著者名/発表者名
      竹下陽子,斉藤璃空,早川昌志,永山國昭
    • 学会等名
      日本理科教育学会 第72回全国大会
  • [学会発表] 昆虫単元における外部専門機関との連携授業2022

    • 著者名/発表者名
      竹下陽子,渥美恵子,腰塚祐介,中村優里,日高泰人
    • 学会等名
      日本生物教育学会 第107回全国大会

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公開日: 2023-12-25  

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