画像マーカによるAR環境の構築とビデオ透過型HMDの適用により、見学者への負担を軽減したシステム構築ができた。医学部学生への評価実験を実施した。従来展示、タブレット、HMDの3つのグループに分けて、標本に関する知識問題とアンケート調査による教育的評価を検証した。情報端末の差異における有意差はなく、システムによるAR情報提示が教育的効果の有効性を示した。複数マーカを設定することで立体的な退治標本や大型標本への対応も可能となった。また、ラベル配置の自動化や光学透過型HMDを採用することで、さらなるシステムの改良を行い、医学部学生の評価実験によりその有効性が示された。
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