本研究では、社会人教育において主体的な学修目標の習得を支援するために、修得状況を証拠とともに把握し、不足する知識を必要に応じて補うことができるデジタルバッジシステムの(DBS)の開発・実践・評価を行った。具体的には、1)教育設計に関する先行研究を組み合わせて新たなDBS設計モデルを提案したこと、2)オープンソースのLMSであるMoodleで動作するDBSアドオンを開発したこと、3)DBSを大学公開講座へ導入し、実践・評価を行い、主体的な学修目標の習得を支援するためのDBSデザイン原則を提案した。理論及び実践の裏付けをとって、DBSの教育への活用の可能性を示したことが本研究の成果である。
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