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今年度は、昨年度に引き続き（１）文献・ウェブ調査による資料収集、（２）３つのプロジェクトについての参与観察とインタビュー調査、（３）関係者を招聘した勉強会、を実施した。（１）については、国内外の新旧プロジェクトを中心に論文・ウェブニュース・新聞記事・雑誌記事を広く収集した。さらに国内事例については、これまでに収集した事例を複数の観点に注目してリスト化した。（２）については「ナメクジ捜査網」「雷雲プロジェクト」「みんなで翻刻」の３つのプロジェクトについて、資料収集および主催者へのインタビュー調査を行い、経時的な変化を考察した。（３）についてはKYOTOオープンサイエンス・ミートアップと連携し、プロジェクト主催者や関係者らを招いた勉強会を複数回実施することで、情報収集を行った。以上により、現時点での日本のクラウドサイエンスの状況把握およびその課題についての考察を深めることができた。
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