反応筋力指数 (RSI) は,跳躍中の接地時間と跳躍高から算出する指数であり、着地と踏切りを伴う跳躍能力の一つの指標である.本研究では,膝前十字靱帯(ACL)再建術後選手の片脚垂直連続ホッピング中のRSIを既存の片脚ホップテストとともに計測し,健常選手と比較することで,術側下肢での跳躍能力評価としての妥当性を検討することとした.ACL再建術後選手21名と健常選手17名を計測した結果、スポーツ復帰のタイミングを検討する段階にあるACL再建術後選手の片脚垂直連続ホッピング中のRSIを計測することで、これまでの跳躍能力テストでは抽出できない手術側の跳躍能力低下を捉えることができると示唆された.
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