研究成果の概要 |
骨盤臓器脱患者の発生要因として後天的要因は有名だが、遺伝子多型という先天的要因に着目した。TaqMan SNP Genotyping Assayを用いて骨盤臓器脱患者の末梢血白血球由来DNAを抽出し、コラーゲンtype1,type3遺伝子多型、コラーゲンとエラスチンの架橋形成に関与するLysyloxidase like-1、-4(LOXL-1,-4)の遺伝子多型を骨盤臓器脱患者と非骨盤臓器脱患者で比較検討した。その結果、LOXL-4の遺伝子多型(rs2862296)で骨盤臓器脱発症の高リスクとなる可能性が示唆された(オッズ比3.8~4.5倍)。
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