研究課題/領域番号 |
17K13065
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 常葉大学 (2018-2020) つくば国際大学 (2017) |
研究代表者 |
中野 渉 常葉大学, 健康科学部, 講師 (50610995)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 身体活動 / 中高強度身体活動 / 脳卒中 / 再発予防 |
研究成果の概要 |
脳卒中後の自宅や地域での活動的な生活を促進するため、回復期リハビリテーション病棟退院後の身体活動の特徴を調査した。脳卒中後では身体活動量は減少していたが、それは1回あたりの活動時間が短いわけではなく、活動の頻度が少ないことによるものであった。さらに、退院後1年間の追跡調査では、1日あたりの歩行時間や散歩などの中強度の歩行時間に変化がなく、退院時の身体活動量を1年間は維持できることも明らかになった。
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自由記述の分野 |
リハビリテーション科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中は再発が多く、再発予防のために身体活動を促進することが勧められている。本研究から明らかとなった、脳卒中後の身体活動の特徴は、身体活動の頻度が少ないことであった。一方で、回復期リハビリテーション病棟を退院する際の身体活動が退院後1年間は維持できるということは、退院時の身体活動を高めることで、その後の活動的な生活を促進できる可能性があることを示唆する。本研究結果から、退院時の身体活動の頻度を高めることは、脳卒中後の身体活動を促進するための重要な課題であると考えられた。
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