研究課題/領域番号 |
17K13068
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
武井 良子 昭和大学, 歯学部, 特別研究生 (40534764)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 構音障害 / 舌圧測定 / エレクトロパラトグラフィ / 口腔がん / 舌運動 |
研究実績の概要 |
研究4年目の今年度は、一部追加のデータ採取を行い、特にEPGのデータ分析法の検討を中心に研究を進めた。EPGのデータ分析では、①データ抽出範囲の検討、②口蓋のエリア分割法の検討、③接触率算出法の検討を主に行った。 ①データ抽出範囲:音節レベルでは、子音区間の最大接触フレームを分析対象とすることとした。また、短文レベルでは、短文全体の累積接触フレームを分析対象とすることとした。 ②口蓋のエリア分割法:健常人のEPG接触パターンを基準として、口蓋のエリア分割を決定した。EPGの電極(縦8段、横8列、合計62個)のうち、中央4列を中央部、左右側方2列を側方部とした。また、前から1-4段目を前方部、5-7段目を後方部、8段目を最後方部とした。口蓋全体を9つのエリアに分割して分析することとした。 ③接触率算出法:②で決定した9つの各エリアごとに分析区間の総合接触率を算出することとした。 舌圧測定は、JMS社製舌圧測定器を用いてデータ採取し、EPGの接触率との関連について検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染拡大により、研究成果の学会発表ができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
1.舌圧測定およびEPGの分析データをまとめる 2.研究成果を学会及び論文にて発表する
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次年度使用額が生じた理由 |
研究成果について国内外の学会にて発表予定であったが、COVID-19感染拡大により学会開催中止となり旅費の支出がなくなった。次年度は、研究成果発表のための旅費、および論文の英文校正費と投稿費の支出が必要となる予定である。
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