研究成果の概要 |
腕神経叢損傷を受傷し肘屈曲再建術(肋間神経移行術)が施行された5症例に対して、術後肘屈曲筋である上腕二頭筋が筋力[1]に達した時点から、上肢HALを用いたバイオフィードバック訓練を実施した。訓練期間中に重篤な有害事象は認められず安全に訓練を実施できた。上肢HALを用いた訓練回数は、2週1回程度の頻度で、筋力[3]に到達するまで、平均18.2±11.2回(10~34回)、外来通院にて実施した。徒手筋力検査では、肘屈曲筋である上腕二頭筋が筋力[4], [4], [3], [4], [3]まで順調に回復し、筋力3までの平均到達期間は、11.8±2.5ヵ月であった。
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