研究課題/領域番号 |
17K13182
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
石井 泰光 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 契約研究員 (30734511)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自転車 / 技術 / パワー |
研究実績の概要 |
初年度は,科研費で購入を予定していた「ペダル力計測システム」の生産が,一時的に中止になっていた.そのため,他のペダル計測システムの購入を検討していた.年度途中に機器の生産が再開されたため,予定通りに機器の発注をすることができた.年度末に,なんとか機器を入手することができた.ペダル力計測システムは,予想していたより軽量であり,ペダルに対する取り付けも容易であった.測定精度の検証や,モーションキャプチャーとの同期は,MRIによる大殿筋の評価方法は,次年度に実施する予定である.
今年度は,予定していた実験を実施することはできなかった.その代わりに,文献研究を中心に行った.筋形態とペダリング(技術)に関して検討している研究はほとんどなく,現時点でも,研究のオリジナリティは高いことを確認することができた.対象者の筋バランスを評価するために,どのような指標を用いて分類することが有効か検討している.多くの研究では,大腿部の前部と後部の筋バランスを評価している.本研究では大殿筋の筋量も評価することから,大腿前部,大腿後部,大殿筋の3部位を用いて評価することが,自転車選手の特性を評価する上では適切ではないかと検討している.
次年度は,初年度に計画していた実験を上半期に実施できるように,ペダル力計測システムとモーションキャプチャーの同期や分析方法を構築していく.また,MRIによる大殿筋の測定方法を再検証する.下半期から実験を実施していく予定である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究機器の納品が遅れたため,初年度に行う予定であった,測定方法の確立や実験の実施が遅れている.
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今後の研究の推進方策 |
上半期に,ペダル力計測システムとモーションキャプチャーの同期や分析方法を構築していく. また,MRIによる大殿筋の測定方法を再検証する.測定方法の確立を行う.
下半期に,初年度に予定していた実験を実施する.それから,データ解析および統計処理まで完了させる.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究機器の購入が遅れたため,実験を行うことができなかったため,次年度使用額が生じた.
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