研究課題/領域番号 |
17K13182
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
石井 泰光 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 契約研究員 (30734511)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自転車 / ペダリング / 筋形態 |
研究実績の概要 |
初年度は、研究機器の納品が遅れたため、実験を実施することができなかった。今年度は上半期では実験に向けて準備を行い、下半期から実験を行うことができた。すべての対象者に対して、ペダリング動作とMRIデータの収集を行うことができた。ペダリング動作の収集は、鹿屋体育大学スポーツトレーニング教育研究センターを使用して、2018年10月と2019年2月の2回に分けて実施した。どちらも約1週間弱の滞在で、10人以上のデータを収集することができた。数日間は、機器トラブルなどもあったが、期間中にトラブルに対応することができた。滞在期間中に、実験を完了することができた。 MRI装置による下肢および体幹の筋断面積の撮像は、国立スポーツ科学センターの施設を利用して、2019年1月と3月に実施した。2日間で対象者全員のデータを収集することができた。MRIの撮像に関しては、トラブルもなく計測することができた。ペダリング動作のラベリング作業は、2019年2月の時点で、すべての対象者が完了している。MRIデータの解析作業に関しては、2019年3月に実験が完了したため、今年度中には解析は完了しなかった。
最終年度では、MRIデータの解析作業を進めて行く。平行して、身体座標とペダル力計測システムで収集したデータを用いて、ペダリング動作の解析を進めて行く予定である。動作解析とMRIのデータがそろった時点で、研究成果としてまとめて、国内の学会で発表する予定である。同時に、論文投稿に向けて、執筆作業を進めて行く予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、すべての実験を遂行することができた。モーションキャプチャーによるラベリングは完了している。一方、MRIデータの解析は、次年度に持ち越しになった。これは、測定スケジュールが3月になったことが影響している。しかし、次年度の上半期には解決できると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度では、上半期中にMRIの解析を進める。平行して、身体座標データとペダル力データを用いて、動作解析を進める予定である。
下半期に、研究成果の発表や投稿にに向けて、論文の執筆を進めて行く予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験の対象者において、キャンセルが発生したことや、測定補助者の費用を抑えることができたため、次年度使用額が生じた。 次年度では、今年度保留になった分析を行うための出張費として使用する予定である。残りの費用は、論文投稿の英文校正費や学会発表に使用する予定である。
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